ChatGPTやDALL-Eなどの生成AIサービスを展開するOpenAI社は16日、イランの秘密工作グループがChatGPTを利用し、米国大統領選挙に向けた世論工作を行っていたとして、関連するアカウントを停止したことを発表した。
一連の世論工作は、Storm-2035と呼ばれるイランのネットワークによって運営されており、選挙候補者自身や、ガザ紛争、イスラエルのオリンピック参加等について両極端な意見を生成し、ニュースサイトやSNS上で拡散していたとされている。また、アカウントがあたかも実在の人間であると思わせるために政治的な主張のほか、ファッションや美容といった日常的な話題の発信もしていたという。
OpenAI社は、これらのアカウントが生成したコンテンツへのいいねやシェア数は極めて少なく、ユーザーに与えた影響は少ないとしながらも、引き続きこのような不正行為への対処と調査を継続すると述べた。
参考:
2024-08-16. “Disrupting a Covert Iranian Influence Operation”. OpenAI. https://openai.com/index/disrupting-a-covert-iranian-influence-operation/, (参照2024-08-22)
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