【アメリカ】10代の6割が被害を経験…若者のネットいじめに関する統計

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米国のネットいじめ統計

10代の若者の59%以上が、ネット上でのいじめや嫌がらせを経験している

2018年のデータによると、米国の10代の若者の過半数が、6種類のいじめのうち少なくとも1つに直面している。インターネット上で経験したハラスメントの中で最も多かったのは悪口で、10代の42%が攻撃的な呼び方をされたことがあると答えている。

また、約32%がネット上でデマを流されたと答え、25%が望まない露骨な画像を受け取ったと答えている。2018年のネットいじめ統計に記載された5番目に多いハラスメントのタイプは、常に居場所や誰と何をしているかを尋ねられることで、10代の21%がそう答えた。また、調査対象となった10代の16%が、インターネット上で身体的な脅迫を受けたと回答している。
(Pew Research Center)

ネットユーザーの38%が、SNS上の荒らし行為を日常的に目にしている

ソーシャルメディア・プラットフォームは、依然として荒らしの格好の標的である。実際、アメリカの成人の55%が、毎週少なくとも数回はこれらのサイトで荒らし行為を目撃していると回答している。ソーシャルメディアにおける荒らしの蔓延率は非常に高く、「荒らしを目撃したことがない」と答えた回答者は全体のわずか9%に過ぎない。比較的に、ソーシャルメディア上の事実は、荒らしが2番目に多い場所はYouTubeのような動画ストリーミング・プラットフォームであることを示している。
(Statista)

若者の90%が、オンライン・ハラスメントは問題だと考えている

10代のオンライン・ハラスメントに関する調査によると、若者は親がネットいじめに対処する方法について肯定的な意見を持っていることがわかった。オンライン・ハラスメントは深刻な問題である、と答えた10代の若者は63%にものぼる。10代の若者たちは、選挙で選ばれた役人やその他の当局に不満を抱いている。インターネットを取り締まる当局の仕事ぶりが良い、あるいは優れていると答えたのはわずか20%だった。

最近の調査によるいじめに関する統計では、SNSがワースト2位で、10代の66%が、これらのプラットフォームはハラスメントへの対処が不十分か、まあまあだと答えている。傍観者は64%、教師は58%だった。最後に、法執行機関がこの問題にどのように対処しているかについては、若者たちはほとんど否定的な見方をしており、55%が「法執行機関はオンライン・ハラスメントへの対処が不十分だ」と答えている。(Pew Research Center)

高校生の6%が、過去30日間にオンラインで誰かをいじめたことがある

いじめの統計によると、米国の高校では過去10年間で、ネットいじめが大幅に減少しており、生徒の間に肯定的な傾向が見られる。例えば、以前は高校生の16%が過去に他人をいじめたことがあると認めていたが、最新の調査では11.5%に減少した。それでも、過去1ヶ月の間にネット上で他人をいじめたことがあると答えたのは6%で、この問題は依然として現実的である。(Cyberbullying Research Center)

若者の19%が、過去1年間にオンライン攻撃に関わっていた

10歳から17歳の青少年を対象とした調査によるいじめの統計によると、約5分の1が過去1年間に何らかの形でネットいじめに関与していた。約12%がネット上での攻撃の加害者になったと答え、約4%がネット上での嫌がらせの標的になったと答えている。最後に、回答者の3%が「自分は被害者でもあり加害者でもある」と答えた。(International Perspectives on Cyberbullying)

若者の80%が、他人は 「面白いから」ネットいじめをすると答えている

ネットいじめの事実の中で、より憂慮すべきもののひとつに、ネット上での嫌がらせは冗談に過ぎないという認識がある。この考え方は、10代の若者の5人に4人が、ネットいじめは面白いからやっているのだと信じているほど広まっている。調査対象の10代は、この行為が被害者に与える悪影響を認識していないようだ。多くの10代の若者は、他の人がネットいじめをするのは、みんながしていると思うから、あるいは友達に勧められるからだと考えている。(National Crime Prevention Council)

若者の15%が、いじめに遭った場合も人には言わないと答えている

2017年のネットいじめ統計によると、回答者の75%が「対応方法を知っている」「自分を守ることができる」と答えた一方で、約15%の若者はネットいじめの被害者になったとしても秘密にすると回答している。また、回答者は、教師や警察にその問題を知らせるよりも、友人(27%)や親(38%)に話す可能性が高いと回答した。もし自分がいじめの被害に遭ったらどうするかという質問に対しては、72%が親に話すと答えた。(ReportLinker)

女子中高生の21%以上が、ネットやテキストメッセージでいじめを受けた

2017年のいじめ統計によると、2014年から2015年にかけて、12歳から18歳の女子のネットいじめは16%に達した。女子中高生が経験するネットいじめは同年齢の男子よりもはるかに多く、ハラスメントを報告した男子は7%未満だった。(US Department of Education)

9歳から12歳の子どもの14.5%がネットいじめを受けた経験がある

2020年のネットいじめ統計によると、子どもたちでさえネットいじめにさらされている。少なくとも14.9%がネットいじめを目撃したと答え、3.2%が他人に嫌がらせをした。合計20.9%が何らかの形でネットいじめに接触している。(Cyberbullying Research Center)

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